移住・定住について、海士町の事例から考えていること
2026年9月の決算審査特別委員会にて、三沢市の移住・定住施策について質問しました。今回は、その中で考えていたことを、もう少し掘り下げて書きたいと思います。
三沢市でも、若い人との接点づくりが進んでいます

三沢市 学生地域参画助成金(https://misawa-iju.com/student/)
三沢市ではこれまでも、移住支援や住宅取得への支援に加えて、弘前大学の学生が三沢市を訪れ、市内の施設を取材したり、移住者にインタビューしたりする取り組みを行ってきました。
三沢市移住・定住ポータルサイト
さらに今年度は、県外に住む学生が三沢市のイベントなどに企画段階から参加する際、交通費や宿泊費を助成する「学生地域参画助成金」も新しく始まっています。(添付画像)
こうした形で、まず三沢に来てもらい、実際に地域の人と関わってもらう取り組みは、今後につながるものだと思っています。
そのうえで、もう一歩踏み込んで考えられないかと思ったきっかけが、島根県海士町の「大人の島留学」です。
最初から「定住」を目標にしない海士町の取り組み

海士町の大人の島留学は、若い方が3か月から1年間、島で暮らしながら地域の仕事やプロジェクトに参加する仕組みです。現在は年間200人程度が参加しており、制度終了後には約1割が島に定住しているとされています。海士町
私が面白いと思ったのは、最初から全員に「ここへ移住してください」と求めているわけではないところです。海士町の取り組みでは、定住はあくまで結果であり、まず一定期間その地域で暮らし、働き、地域と関わることを重視しています。森林文化アカデミー
さらに海士町では、定住につなげていくうえで、若者が挑戦したくなる新規性があり、自己成長を実感できるような「魅力的な仕事」を増やすことが課題だと整理しています。海士町資料
ここは、移住・定住を考えるうえで一つヒントになるのではないかと思っています。
三沢で「もっとやってみたい」が生まれる仕組みを考えたいです
単に三沢を見学してもらうだけではなく、実際に地域の中に入り、自分が取り組んでみたい課題を見つけてもらうようなインターンの組み方も考えられると思います。
三沢市は、米軍基地との共存や国際交流、英語教育など、三沢ならではのテーマがあるので、興味を引きやすい自治体だと思っています。学生自身が地域と関わり、課題を見つけ、何か一つ実際に取り組んでみる。そこで「もう少し調べたい」「この続きをやってみたい」と感じるものが見つかれば、三沢との関係は一度の滞在だけでは終わらないかもしれません。
移住してもらうことを最初から求めるのではなく、まずは三沢で挑戦できる機会をつくり、その結果として、また来たい、もう少し関わりたい、住んでみたいという人が出てくるような仕組みを作れる可能性があると思っています。
現在進めている学生との取り組みも生かしながら、三沢ならどのような形ができるのか、もう少し考えていきたいと思っています。
本日は以上です。
投稿者プロフィール
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三沢市議会議員(2期目)。36歳。1989年(平成元年)生まれ。
古間木小学校⇒第五中学校⇒三沢商業高校(情報処理)⇒八戸工科学院(制御システム工学)を卒業後、六ヶ所村の日本原燃(株)で約5年間勤務、その後、社会課題解決に興味を持ち、東京のIT関連会社で約2年勤務し、2019年に三沢市へ帰省。
2020年3月に三沢市議選挙で初当選後、2024年3月に再当選。現在、市議会議員として2期目の活動中。
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