公約2020活動報告『02観光・特産品』
このページでは「02-1観光需要の調査」と「02-2特産品の研究」について活動報告いたします。
※紙(PDF)の活動報告では以下の場所に記載されている内容です。
⇒紙(PDFデータ)はこちらからダウンロード可能です!)

02-1観光需要の調査
関連2020公約
4.市内の観光業発展や商品開発。
目的
「三沢市外からの収入をいかに獲得するのか?」という観点の中で、観光業を発展させ、市内でお金を沢山使って頂く仕組みづくりが必要です。
国内観光客だけでなく、外国人観光客にも上手くPRを行い、三沢市での旅行・観光消費を増やすことが目的となります。
活動内容
➀データ収集

地域経済分析システム(RESAS)や観光予報プラットフォームなどでデータ収集をして、観光に活かせるデータ活用を検討しました。
以下は一例ですが、2023年1月1日~2023年8月31日までの期間で、青森県三沢市に宿泊した外国人の方のランキングとなります。

このランキングより1位:台湾、2位:香港、3位:中国、4位:アメリカ、5位:シンガポール・・・となっており、三沢市での外国人の宿泊者数のランキングを確認することができます。
➁ツアーへの参加や観光施設のヒアリング調査

机上でのデータ収集だけでなく、実際に地域のツアーや観光施設の担当者へのヒアリング調査を行いました。
地域のツアーの一例として、下記の「MISAWA CROSS GUIDE TOURS」についてクロスロードの坂本さんからお話を伺い、実際にツアーを体験しました。

実際にクロスロードの坂本さんに三沢市のアメリカンなお店を紹介して頂き、三沢市の魅力を知ることができました。
また、寺山修司記念館のヒアリング調査を行い、学芸員の広瀬さんに色々とお話を伺いました。

https://www.city.misawa.lg.jp/index.cfm/8,1726,28,364,html
広瀬さんから、市外、県外からもファンが訪れることや、SNSで海外からの反響もあるとの興味深い話を伺いました。
また、以下の「寺山修司没後40年 いまも若者の支持集めるワケ」という記事を紹介して頂きました。
https://www.nhk.or.jp/aomori-blog2/3010/484394.html?fbclid=IwAR2f6bAg9__LbF3GxHaX9DlP2AmEna5w1lpD404NiCZ1iEabApRY4j-CIaA
➂一般質問にて三沢市の観光について質問(令和5年第2回)
令和5年第2回定例会において、「観光PRの為の調査について」の一般質問を行いました。
アフターコロナに向けたインバウンド対応など、三沢市の今後の観光施策を検討するにあたり、まずは現時点における観光の調査状況やその調査データの活用状況について質問を行いました。
まとめ・今後の展開
2024年以降はコロナの影響も減り、コロナ以前の状況に観光需要が回復すると考えられることから、当市への観光客を増加させる為の効果的な施策を実施する必要があります。
ハード施策として、目玉の観光施設を建設することが出来ますが、事業失敗のリスクが大きい為(施設は立てたが観光客が全くこない)、新たな観光施設の建設に頼らず、まずは、現状の三沢市の観光資源の見せ方やアプローチするターゲットを上手く設定することなど、PR手法を確立することで、観光客増加を検証することができると考えています。
現在、観光客が事前にネットの情報や、SNSからの口コミなどで旅行ルートを選定している方が多いと考えていることから、ネットでの観光PRが重要となっております。
ですので、ネットでの効果的なPR手法を検討するにあたり、そもそも、どのようなメディアをみているのか?どのような内容に魅力を感じて三沢市に来てくれたのか?など外国人宿泊者データからでは読み取れない観光理由を掘り下げ、その内容にてネットPR手法を検討していくことで、効果的なPRを実施できると考えています。
1期目の議員活動の中で、外国人宿泊者データなど、数字として理解できる観光データはありましたが、それだけでは足りないと実感し、直接、旅行客にインタビューを行い、GPSや予約情報などでは読み取れない、観光客のデータを収集していければと思います。
02-2特産品の研究
関連2020公約
4.市内の観光業発展や商品開発。
目的
三沢市内での農業や漁業を支える為に、農作物や魚介類の高付加価値化に取り組む必要があると考えております。
その1つの手段が、特産品の売上を増やすことにあると考えます。
農作物や魚介類そのものをブランド化するだけでなく、消費者に届きやすい形の商品を開発することで、商品の売上を地域に還元可能です。
➀三沢市内の特産品を調査

まずはじめに三沢市の特産品の実態を調査しました。実際に特産品を販売している会社/団体を訪問し、商品を開発した理由や実際の売上などをお聞きしました。訪問先として、写真のごぼう茶プリンを開発した「空飛ぶごぼうプロジェクト」様や、やませながいも冷凍とろろを開発した材様などに伺いました。
お話を伺う中で、商品を開発しても売上に結びつかない課題があり、普通の商品とは違う「特産品」をいかに販売していくのか?という視点が重要であることが理解できました。
➁八戸の商社と業務委託契約を結び、ネット販売のノウハウを学ぶ

三沢市内にて、現地調査を続ける中で、自分が特産品販売として貢献できる範囲がどこなのか?考えた際に、Webでの販売であれば貢献できると考え、Web上で商品を販売する方法を学ぶだと思い、近くにWeb販売をやっているいくつかの会社にアプローチしました。
その結果、八戸市にある地域商社「株式会社ファーストインターナショナル」様に興味を持って頂き、業務委託契約を結んだ上で、Amazonでの販売ノウハウなどを教えて頂きました。
まとめ・今後の展開
開発した特産品が必ずヒットする訳ではない為、三沢市内で費用をかけて特産品を沢山作っていくという環境にはならないと理解しました。
ですので、今ある商品のPRの仕方や見せ方を変えて、どのようなターゲットにどのような売り方をすれば、より売上が上がるのか?ということを少ない費用で検証していき、安定的に売上を増やすことを目指していきたいと思っています。
その1つの方法として「ふるさと納税」があります。現在、ふるさと納税は2022年度で9654億円の市場規模となっており、1兆円を超える勢いとなっています。
ふるさと納税の返礼品として地域のサービスや特産品などを設定することで、地域にもお金が落ち、税収も上がる良い循環をつくることができると考えております。
今後はふるさと納税など、ネットでの販売手法をさらに検討し、成果を出したいと考えています。