三沢市の予算はどのような事に使われている?その1

現代の三沢市(市議会)ではどのような予算・ルールがあるかを掘り下げていきます。

予算科目をいきなり説明すると、長くなり、理解しづらい部分がありますので、複数回に分けて説明していきたいと思います。
まず、今回は第1回目という事で、全体の大きなイメージを記載します。

三沢市の予算は大きく分けて、以下の3つの事に割り振られます。

三沢市の予算やルールについて私なりに調査致しました。その結果、三沢市の予算は大きく分けると、以下の3つの為に使われていると言えます。

1.立場の弱い人・困ってる人を皆で助けましょう
 ⇒立場の弱い方の支援・相互扶助の考え方
2.経済が活性化する事業に投資をしていきましょう
 ⇒三沢市の経済を活性化させる考え方
3.真に皆の為になる事業は行っていきましょう
 ⇒公益事業・公共事業実施の考え方

1.立場の弱い方・困ってる人を皆で助けましょう

ここで定義する立場の弱い方とは、自分で生計を立てられなかったり、生活水準が低かったり、支援を必要とする方です。例えば、子供・障害者・高齢者・一人親等があげられます。

また、困っている人とは色々な社会問題を抱えている人です。例えば、仕事がなくなった人・病気になった人・トラブルに巻き込まれた人・家が火事になった人等です。

これらの人に対して、政治・行政という仕組みがなければ、「全て自己責任で問題を解決して下さいね」という考え方になります。急に仕事がなくなっても、病気になっても、家が火事になっても、生活できなくなっても、全ては自分のお金で何とかしなければなりません。ですので、現在の三沢市では立場の弱い方や困っている人を助けましょうという考え方に基づいた予算があります。

2.経済が活性化する事業に投資をしていきましょう

経済を活性化させるというのは、「人が多く、消費活動が活発であり、街全体に活気がある感じ」と定義致します。本来は政治や行政が介入せずに、民間が資本主義社会の枠組みの中で、サービスを作り、産業を成長させる事がベストですが、地方経済は人口減少・産業縮小等の問題により経済の規模が小さくなる場面も多くあります。その際に政治が経済に介入して、経済を活性化させる方法が取られるのです。

【人口を増やして経済を活発に】※人口が増えますと、消費行動が増え、労働力も上がり、経済の規模が大きくなります。
⇒少子化対策、Uターン支援、定住対策等
【産業を作り経済を活発に】※既存の産業規模を大きくしたり、新産業を作る事で、人・物・金が集まり、経済の規模が大きくなります。
⇒各産業支援(農業・漁業・商業・観光業等)、起業支援等
【新しい事に挑戦できる環境】※新たなチャレンジが成功する事で、経済に良い影響を与えます。
⇒市民提案事業、施設を作る

3.真に皆の為になる事業は行っていきましょう

誰か特定の人のみが得をする私益・共益事業ではなく、真に市民全員が得をする公益事業(Win-Winな事業)や市民全体に関わる大きな公共事業を政治がリーダーシップを取り実施しています。

【公共事業】
⇒道路を作る、橋を作る、ダムを作る、体育館を作る等
【公益事業】
⇒高齢者に対する免許返納支援(免許返納により、市内の事故率が下がり、皆が得する)等

以上の内容が現代の三沢市の政治を私なりに分析した結果になります。

次の記事で三沢市の具体的な予算科目ついて触れて行きたいと思います。
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投稿者プロフィール

久保田隆二
久保田隆二
三沢市議会議員(1期目)。32歳。1989年(平成元年)生まれ。
古間木小学校⇒第五中学校⇒三沢商業高校(情報処理)⇒八戸工科学院(制御システム工学)を卒業後、六ヶ所村の日本原燃(株)で約5年間勤務、その後、社会課題解決に興味を持ち、東京のIT関連会社で約2年勤務し、2019年に三沢市へ帰省。
2020年3月に三沢市議選挙で初当選し、市議会議員として活動中。

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