2022/10/12視察報告➀「総合防災拠点について」

本日は、2022年10月12日に視察を行った、新居浜市の総合防災拠点についての報告をいたします。

総合防災拠点について

https://www.city.niihama.lg.jp/soshiki/syoubosoumu/syuhenseibi-1.html

総合防災拠点の目的

 市役所に隣接する、郷土美術館(S27建設)や旧消防庁舎(S34建設)の経年劣化による老朽化が著しいことから、郷土美術館ならびに旧消防庁舎を取壊し、跡地に消防防災合同庁舎を建設した。
 消防防災合同庁舎は、地上6階建てで、大規模災害時に万全の体制を図るため、防災センター、消防本部、上下水道局、危機管理課を設置した庁舎となっている。過去の災害の教訓を踏まえ、大規模災害発生時においても行政が機能不全に陥ることがないよう十分な性能を備え、災害対策本部機能、消防本部機能、上下水道機能を集約することで、情報の共有化を図り、迅速かつ効率的な災害対応を目的とする。

内容

A「災害対策本部機能」

災害活動初動体制の迅速化・強化を図るため、5Fに常設の災害対策本部を設置している。

対象エリア⇒災害対策室/防災行政無線室/災害対策本部室/危機管理課/情報処理室など

B「消防本部機能」

北消防署、川東分署、南消防署を統括、人事や財産に関わる業務や消防団に関する業務を行う。また、高機能通信指令センターでは災害発生時の情報を集約し、適切な指令を行う。

対象エリア⇒高機能通信指令センター/消防本部 事務室/消防長室など

C「消防機能」

事務室や休憩室から緊急出動の際、1階の出動準備室に直結する出動階段や、災害の種類によって異なるツールを格納できる大型の2階倉庫、救助ツールなどを迅速に緊急車両に積み込むホイストが設置されている。また、緊急車両車庫と消防・救急隊員が迅速に出動できる準備室がある。

対象エリア⇒北消防署 事務室/格納倉庫/吹き抜けホイスト/出勤準備室/仮眠室/訓練塔など

D「上下水道機能」

 上下水道に関する業務のほかに、河川・海岸の整備促進、水源地、排水池などの水源施設の管理、水道水の水質保全などの業務を行う。

対象エリア⇒上下水道局/水源管理課/監視室/入札室など

E「防災教育機能」

疑似体験を通じて災害の恐ろしさや、身の守り方などを学ぶ防災学習ゾーンを設置している。また、シアタールームでは市全域と地域ごとの災害特性を学ぶことができる。

対象エリア⇒災害体験/煙避難体験/通報体験/消火体験/避難体験/シアタールームなど

所感

▼災害対策本部について
 他自治体では、災害時のマニュアルは準備されているが、常設の体制は整えていないことが多い為、初動体制の構築に時間を要するが、新居浜市では災害対策本部が常設されていることから、災害活動の初動対応が素早く行える。また、合同庁舎が市役所に隣接しており、3・4階に市役所との連絡通路が整備されていることや、2・3階に消防本部が設置されている為、参集・連携がしやすい。

▼合同庁舎への行政機能の集約について
 消防防災合同庁舎は災害対策本部機能、消防本部機能、消防機能、上下水道機能、防災機能の5つの機能があり、行政機能を集約している。三沢市においても各種公共施設等が更新時期を迎えており、施設の建て替え・有効活用の検討においては、新居浜市の消防防災合同庁舎のような、行政機能を集約する庁舎の検討も選択肢の1つとして進めていくべきと感じた。

▼防災教育について
 防災に備える為には市民一人ひとりの防災意識を向上させ、災害対応能力を強化する必要がある。新居浜市消防合同庁舎では、防災を楽しく学べるように防災センターエリアを設置し、様々な疑似体験を行うことができる。また、シアタールームなどもある為、三沢市においても、映像や体験などを通じて楽しく学べる防災教育の必要性を感じた。

本日は以上です。

投稿者プロフィール

久保田隆二
久保田隆二
三沢市議会議員(1期目)。32歳。1989年(平成元年)生まれ。
古間木小学校⇒第五中学校⇒三沢商業高校(情報処理)⇒八戸工科学院(制御システム工学)を卒業後、六ヶ所村の日本原燃(株)で約5年間勤務、その後、社会課題解決に興味を持ち、東京のIT関連会社で約2年勤務し、2019年に三沢市へ帰省。
2020年3月に三沢市議選挙で初当選し、市議会議員として活動中。