三沢出身の若き経営者の紹介その2~IT企業経営者 立花拓也さん~
今回は前回の記事に引き続き、広報みさわ8月号の巻頭特集を記事にしたいと思います。
前回は荒谷さんを紹介しましたが、今回はIT企業の「へプタゴン」を経営されている立花拓也さんを紹介いたします。
立花さんは地元密着でクラウドの導入支援や運用を手掛けられており、「顔を知らない100万人より身近な100人を幸せにしたい」という想いで会社を経営している三沢出身の若者経営者です。
会社を起こしたきっかけ
立花さんは大学を卒業したのち、宮城県でエンジニアとして勤めていました。起業するまでは、世界中の人々を幸せにできることがいい仕事だと考えていたそうです。
そんな中、立花さんの価値観を一辺させる出来事が起こります。2011年の東日本大震災です。多くの被害がでたこの災害を経験し、立花さんは家族や友人の大切さを改めて思い知ったそうです。
この震災をきっかけに、故郷である三沢市のために何かできないか考え、三沢に帰郷し、27歳のときにIT企業「へプタゴン」を起業しました。
ITの力で地方の発展を
立花さんの経営するヘプタゴンの顧客の9割は東北圏内です。そして、そのほとんどはこれまでにITを活用したことのない中小企業だといいます。
立花さんが初めて手掛けた仕事も地元の農業に関することでした。形がくずれていたり、見た目が不揃いで通常は売り物にできないような野菜を、インターネットで販売するというものです。
ほかにも、三沢市内の介護事業所での書類作成をAIの機能を用いることにより簡素にしたりと、これまでITとは無縁だった地方の案件を多く手掛けています。
立花さんは次のように語っています。
「これまでIT企業の多くは、大都市を対象としたビジネスを展開していましたが、私は地方の課題解決にこそITが必要だと思います。それができるのは地元に密着した地方のIT企業だと思います。(広報みさわ8月号より引用)」
会社内でのユニークな取り組み
立花さんの会社では、通常打ち合わせはオンラインで行います。そのため、仕事をする場所は各自の自宅となっています。このように立花さんの会社にはユニークな点にあふれています。
例えば次のようなものです。
〇自己啓発活動を業務にする
〇社員自ら給料を設定する
どちらもユニークな取り組みです。このような取り組みを行うのは、社員個々の人間力の向上が会社の向上につながるとの想いからです。
立花さんの身近な人を幸せにしたいという姿勢は、一緒に働く社員にも向けられているようです。
身近な人の幸せを願い活動を続ける立花さん。立花さんを中心とした幸せの輪は、今後さらに大きくなっていく事を期待したいと思います。
へプタゴン様の情報
https://heptagon.co.jp/
https://ascii.jp/elem/000/001/786/1786939/
投稿者プロフィール
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三沢市議会議員(1期目)。32歳。1989年(平成元年)生まれ。
古間木小学校⇒第五中学校⇒三沢商業高校(情報処理)⇒八戸工科学院(制御システム工学)を卒業後、六ヶ所村の日本原燃(株)で約5年間勤務、その後、社会課題解決に興味を持ち、東京のIT関連会社で約2年勤務し、2019年に三沢市へ帰省。
2020年3月に三沢市議選挙で初当選し、市議会議員として活動中。
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