【アーカイブ】総務文教常任委員会(令和2年3月~令和4年3月)
このページは私が委員であった、令和2年3月~令和4年3月までの総務文教常任委員会の内容を記載しています。
⇒一部の会議の内容や細かい内容などは記載できていませんでしたので、詳細は私にメール又は電話で問い合わせて頂ければと思います。
総務文教委員会とは?
三沢市議会にある3つの常任委員会の一つで、「総務部、政策部、財務部、教育委員会、選挙管理委員会、監査委員及び会計課の所管に関する事項、他の常任委員会の所管に属しない事項」に対して、委員会毎に案件を決め、所管事務調査を行います。
私は2020年3月の選挙に当選後、総務文教常任委員会のメンバーとなりました。
令和2年8月27日開催:(1)コロナ流行下での防災行政、(2)小中学校のコロナ対策、(3)GIGAスクール
令和2年8月27日に委員会が開催されました。案件は以下の通りです。
【案件】
(1)新型コロナウイルス流行下での防災行政の状況について
(2)小中学校での新型コロナウイルス感染症対策について
(3)GIGAスクール構想の進捗状況について
以下で一つずつ解説していきます。
(1)新型コロナウイルス流行下での防災行政の状況について
新型コロナウイルス流行下での防災行政の状況について総務部 防災管理課より説明を受けました。
三沢市では「三沢市新型コロナウイルス感染症対策における災害時避難所運営方針」を定め、避難所で新型コロナウイルスの集団感染が起きないような対策方法を市民の皆さまに広報みさわ等で周知しています。
※詳細は広報みさわ8月号の19pに記載されています。是非、ご覧頂ければと思います。
【新型コロナウイルス流行下での防災の考え方】
〇避難所での具体的な対策方法は以下の通り
➀避難所の過密状態防止
➁避難所の衛生管理および避難者の健康管理の徹底
➂避難所スペースの確保
➃避難者自身の感染予防・感染拡大防止措置の理解と協力
⑤感染が疑われる避難者への適切な対応
〇段ボール・テント・マスク等、新型コロナウイルス感染症対策資機材を購入して、コロナに備える。
〇安全な場所に住んでいて身を寄せられる親戚や知人がいる場合には、親戚や知人宅に避難する。
この事について私から以下の質問を行いました。
【私の質問内容】
新型コロナウイルスにより、避難所に避難できる人数が限られると思うが、避難所が足りなくなる事はないのか。
➡三沢市としては基本的には避難所+親戚や知人宅を利用する事で、カバーできると考えているとの回答でした。
(2)小中学校での新型コロナウイルス感染症対策について
小中学校での新型コロナウイルス感染症対策について三沢市教育委員会より説明を受けました。
主な内容は次の通りです。
三沢市小・中学校修学旅行実施に係る方針
三沢市の小・中学校修学旅行に関し、6月25日に以下の考えを示されています。
修学旅行を実施してほしいと考える。実施の際には、目的地として、令和2年6月下旬の時点で継続して感染者が確認されている都道府県(東京都・北海道等)を除外することとする。実施時期については、各校の実情に応じて計画することとする。
新型コロナ対策の基本的な考え方や方針
(1)新しい生活様式を踏まえた感染症対策、(2)教員の感染症対策に係る負担軽減、(3)感染者や濃厚接触者への配慮を基本的な考えとして定めています。
児童生徒への指導を徹底し、感染源や感染経路を絶つ為の取り組みや抵抗力を高める取り組みを行っています。
また、「3密」と「大声」の環境下を避ける工夫に努め、換気の徹底や身体的距離の確保、マスクの着用の対応を行っています。
新型コロナ対策活動場面ごとの具体的な感染症予防対策
活動場面ごとの具体的な感染症予防対策は、以下の基本的方針に従い、個別に対策を定めています。
基本的方針
「近距離」で「長時間」にわたり、「大声」を伴う教育活動は十分に注意した上で行うようにする。
この方針を「各教科等」「部活動」「給食」「学校図書館」「清掃活動」「休み時間」「登下校」「健康診断」時の基本の感染予防対策とし、それぞれ配慮事項を定めて、感染症予防対策を行っています。
新型コロナ感染が判明した場合の対応について
感染が判明した場合は以下の基本的方針に従い、必要な対策を行うことを定めています。
基本的方針
感染拡大防止を徹底するとともに、感染症・濃厚接触者及びその家族が差別、偏見、いじめ、誹謗中傷の対象とならないように十分に配慮する。
児童が新型コロナに感染した場合や濃厚接触者となった場合の動きや報告経路、消毒作業時の具体的な動きを取り決めています。
【私の質問内容】
新型コロナウイルスのワクチンが出来るまでは引き続き対策が必要と考えるが、今後、冬を迎えるにあたり、換気等の冬場の対策はどのように行うのか?
➡冬場の換気は対角線で窓を開ける等の工夫をする。冬場のコロナは必要に応じた対策を取っていく。
(3)GIGAスクール構想の進捗状況について
GIGAスクール構想の進捗状況について、三沢市教育委員会より説明を受けました。
そもそもGIGAスクール構想とは?
〇1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備することで、特別な支援
を必要とする子供を含め、多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、公正に個別最適化さ
れ、資質・能力が一層確実に育成できる教育環境を実現する。
〇これまでの我が国の教育実践と最先端の のベストミックスを図ることにより、教師・児童生
徒の力を最大限に引き出す。
三沢市のGIGAスクールの進捗状況を紹介します。
ICT環境整備の計画について
三沢市では令和2年度にタブレット整備、無線LAN工事、周辺機器を購入等の整備を行い、令和3年度以降に授業支援ソフトやICT支援員を配置し、タブレット等のICTを取り入れた授業を開始する。
ICT機器を活用して伸ばす資質・能力等
平成29年告示の学習指導要領では「言語能力」「問題発見・解決能力」「情報活用能力」の3つの能力が学習の基盤の能力とされる。現在、市内小中学校において、この情報活用能力育成に向けた基盤となるICT環境整備を推進している。
三沢市の目指す情報活用能力は
「情報やICT機器を適切に活用して、自ら問題を発見・解決したり、自分の考えをよりよく形成することのできる力」です。
【私の質問内容】
システムやアプリを導入しすぎると、市内の小中学校の授業が画一的な教育になり、多様性がなくなると考えるが、三沢市ではどのように取り組んでいくのか?
➡アプリを使うのはあくまで、授業の最後に内容の確認で使用し、授業の中身は先生の裁量に委ねる。