産業建設常任委員会視察報告②

2023年の2月1日に長崎市の視察を行いました。

視察の内容を報告いたします。

長崎市での調査項目は、以下2点となります。
○MaaSを活用した観光振興について
○さしみシティ推進事業について

MaaSを活用した観光振興について

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000067172.html

2021年7月に株式会社ゼンリンと包括連携協定を締結し、地図情報を活用した地域課題の解決の項目の一つに「観光マイクロMaaS」があった。

前提:長崎市の観光における課題
・長崎市の知名度は高いが、観光客数は伸び悩み
・旅行者ニーズの多様化への対応
・団体旅行型など旧態依然とした旅行形態の限界
・観光コンテンツが市内に点在し、旅行者が効率的に観光ができない。

そこで、ストーリー性を活かした移動もスムーズな少人数旅行支援や満足度の向上(リピーター獲得)が必要と考え、2022年3月に観光型Maasアプリ「STLOCAL(ストローカル)」を提供開始。

観光型Maasアプリ「STLOCAL(ストローカル)」

https://stlocal.net/app-stlocal/

コンセプトは以下の3つ
・観光情報Webサイトと連携しまち歩きを楽しむ
・長崎市が持つ地形・歴史・文化をつなぐことでストーリー化する周遊ルート
・まち歩きのための公共交通を便利に利用するための機能

地域課題解決の視点
・効率的かつスムーズに移動できる事は旅の満足度をあげる
・旅前、旅中、旅後において、ニーズに対応したサービスの提供
・バスや電車など公共交通機関の組み合わせで最適な交通ルートを提供

今後の地方の地域課題解決視点でのMaaSの展望とは?
・持続可能な公共交通サービスの必要性
・ハブ&スポークやオンデマンド交通などの運行手法の検討
・自動運転の活用による運転士不足などへの対応
・新たなモビリティサービスの導入
→民間企業など多様な連携が不可欠。

さしみシティ推進事業について

https://www.343city.com/

さしみシティの由来
 平成16年度〜平成25年度まで10年間、ながさきの「食」夢市場推進プロジェクト実施し、その後、平成26年度から「魚の美味しいまち長崎」のイメージ浸透を図るとともに、「長崎のおさかな」PR・おもてなし事業を実施していた。
 その後、さらに、市民自身がどのような魚の食べ方を好み、どのような食べ方を来訪者におすすめしたいのか。また、提供店舗はどの料理をおすすめしているのかを調査するとともに、情報発信の手法について広報戦略アドバイザーにご意見を頂きながら検討を行った。広報戦略アドバイザーから、「魚の美味しいまち長崎」は「魚」という素材そのものであるため、食べ方がイメージしにくいコンセプトになっているというご意見と、市民全体がインフルエンサーになり、シビックプライドの醸成にもつながるキャッチコピーとして「さしみシティ」の提案があった。

【さしみシティ】市民が納得、魚の美味しさ再発見CM「鮮魚店編」

投稿者プロフィール

久保田隆二
久保田隆二
三沢市議会議員(1期目)。32歳。1989年(平成元年)生まれ。
古間木小学校⇒第五中学校⇒三沢商業高校(情報処理)⇒八戸工科学院(制御システム工学)を卒業後、六ヶ所村の日本原燃(株)で約5年間勤務、その後、社会課題解決に興味を持ち、東京のIT関連会社で約2年勤務し、2019年に三沢市へ帰省。
2020年3月に三沢市議選挙で初当選し、市議会議員として活動中。

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