新型コロナウイルス感染症に係る小檜山市長メッセージについて

昨日、小檜山市長の新型コロナウイルス感染症に係るメッセージがHP上で公開されました。

新型コロナウイルス感染症に係る小檜山市長メッセージ(全文)

市民の皆様には、年の瀬も押し迫り、お忙しい日々をお過ごしのことと存じます。

新型コロナウイルス感染症につきましては、今なお、世界中で猛威を振るっており、国内でも第二波、第三波と感染が拡大しております。
感染症によりお亡くなりになられた方には、心からご冥福を申し上げるとともに、治療中の患者さんには、一日も早いご回復をお祈り申し上げます。

また、感染リスクと背中合わせの過酷な環境下で対応にあたってくださっている全ての医療従事者の皆様には、心から敬意を表するとともに、深く感謝申し上げます。

さて、当市におきましては、感染症対応にあたるため、医師会をはじめ、自衛隊、米軍及び関係機関との連携体制と情情報共有を図るため、令和2年2月19日に第1回感染症対策本部会議を開催し、これまで延べ21回にわたり会議を開催するとともに、各種の感染症対策を講じてまいりました。

特に米軍三沢基地では、米国政府チャーター機の利用により直接基地内に入る関係者がいると思われたことから、わたくしが、米軍三沢基地司令官に直接お会いし、連絡体制等の協力を要請したほか、基地内で働く従業員の皆様、市民の皆様の不安を少しでも解消するため、国へ直接出向き、防衛大臣、外務大臣へ情報開示の拡大を要望いたしました。

このことにより、米軍三沢基地内の感染状況については、遅滞なく情報提供を受け、市民の皆様へ公表しているところであります。

また、基地内に新たに赴任等する米軍人等については、2週間の行動制限をはじめ、隔離施設での対応や、厳格な衛生管理のもと、感染症対策が適切に運用されており、市民の皆様には、安心していただける状況にあると思っております。

今日現在、米軍三沢基地内においては、従来からの勤務者の感染者が確認されておらず、また、市内においても感染は確認されておりません。

市民の皆様には、マスクの着用や手指消毒、3密の回避など基本的な感染予防対策をしっかりと取っていただいているものと思っております。ご理解とご協力に、衷心より感謝申し上げます。

また一方では、市内はもとより、全国的な経済活動の停滞により、市内の飲食店を始めとした各種産業界では、経済的な低迷が続き、大変なご苦労をされていることも肌で感じております。

こうした中、感染症対策と市内経済の回復、活性化は急務であり、国民一人当たり10万円を給付する特別定額給付金をはじめ、ひとり親世帯臨時特別給付金、住居確保給付金、持続化給付金といった国による経済対策のほか、三沢市独自の各種対策を打ち出し、実施して参りました。

まず、感染症対策といたしましては、市立三沢病院において、3月上旬に病院敷地内に全国でもいち早く発熱のある患者と一般患者との動線を分けて診察を行えるようプレハブ3棟を設置させるとともに、周辺での感染拡大が懸念された際には、病院内の一部を閉鎖し、陽性者の受入れに応えられる体制を整えたところでもあります。

そのほか、学校生活や市民生活を安心していただけるよう、全小中学校や公共施設に非接触型の「体温計測モニター」の設置や、インフルエンザと新型コロナウイルス感染症との同時流行及び重症化の予防に向け、生後6カ月から小学2年生までと65歳以上の高齢者など、インフルエンザ予防接種費用を無償化も実施いたしました。

また、インフルエンザ流行期を迎え、新型コロナウイルス感染症とインフルエンザとの判断がつかないため、発熱や咽頭痛等のある患者については、新型コロナウイルス感染症の可能性があるものとして診察するなど、感染対策に万全を期すよう、市立三沢病院に指示をしているところであります。

次に、生活対策といたしましては、国の特別定額給付金の対象とならなかった新生児に対して10万円を給付する「出産・子育て特別定額給付金(ハローベビー給付金)」のほか、学業支援として10万円を給付する「ふるさと三沢大学生等応援給付金」や、「ひとり親家庭等支援米」などの生活支援を行っております。

次に、経済対策といたしましては、一律20万円支給する三沢市飲食業緊急支援助成金のほか、三沢市経済対策支援助成金や、三沢市プレミアム付飲食券などの経済支援を行い、市内経済の維持・活性化に努めております。

今後におきましても、保健所や医療機関との連携・協力を図りながら、市民の皆様の生命と生活を守ることを第一として、感染防止対策を講ずるとともに、低迷している市内経済、産業の回復に向けた対策と情報発信に努めてまいります。

一方で世界に目を向けて見ますと、ワクチンの接種が始まっておりますが、感染者数は拡大を続けており、国内においても1日の感染者数が全国で3千800人を超え、過去最多を更新するなど感染拡大の傾向にあります。

本年も残すところ僅かとなりましたが、これから年末年始の時期、人の往来はもちろん、買い物などの外出や、忘新年会、初詣など、人との接触機会が増えることが予想されます。

市民の皆様には、感染拡大に伴い、ご心配やご不安を感じておられることと存じますが、これまで以上に、「三密」の回避や、マスクの着用、手洗い、手指消毒、こまめな換気など、感染防止対策の徹底と、「感染リスクが高まる5つの場面」などに注意されるよう、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

最後に、先日、三沢市連合PTA様から「Withコロナ啓発カード」の完成報告を受けました。その言葉には、責められるべきは、感染した人や地域ではなく、「新型コロナウイルス」です。まさにその言葉に尽きると思います。

市民の皆様には、首都圏等から来られる方などへの誹謗中傷や不当な扱いなどないよう、どうか冷静な判断と行動をお願い申し上げます。

新型コロナウイルス感染症の早期収束と、皆様のご健勝並びにご多幸を心からお祈り申し上げ、私からのメッセージとさせていただきます。

 

令和2年12月28日

三沢市長 小檜山 吉 紀

三沢市HPの該当ページ:https://www.city.misawa.lg.jp/news/index.cfm/detail.1.40383.html

この機会に現在の三沢市政の評価を。

今年も残すところあとわずかとなりました。中々普段忙しく、多くの方が三沢市の政治に触れる機会がないと思っています。

是非、年末のこの機会に、現在の三沢市政の評価をするのも有だと思います。

本日は以上です。

投稿者プロフィール

久保田隆二
久保田隆二
三沢市議会議員(1期目)。32歳。1989年(平成元年)生まれ。
古間木小学校⇒第五中学校⇒三沢商業高校(情報処理)⇒八戸工科学院(制御システム工学)を卒業後、六ヶ所村の日本原燃(株)で約5年間勤務、その後、社会課題解決に興味を持ち、東京のIT関連会社で約2年勤務し、2019年に三沢市へ帰省。
2020年3月に三沢市議選挙で初当選し、市議会議員として活動中。

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