三沢市議会第3回定例会を傍聴しました。

昨日、2019年12月5日（木）に三沢市議会の第３回定例会を傍聴しました。

昨日は一般質問、統括質疑、特別委員会の設置及び議案の付託、特別委員会委員の選任が行われました。

一般質問について

一般質問とは議員が市政に対する質問を議会を行う事で、議員の花形の仕事と言われます。
三沢市議会では市議会議員が質問し、市長又は担当部長等が議会で答弁する仕組みになっています。

この日は4名の市議会議員が一般質問を行われていました。

1番目：佐々木卓也議員（議席番号４番）

【防災・減災対策について】
➀古間木川の治水対策について
➁急傾斜地崩壊対策事業の進捗事業等及び工事完了に伴う市民への周知等について
➂防災基本計画の修正に対する市の対応について
➃国土強靭化地域計画の策定について

２番目：澤口正義議員（議席番号８番）

【空港問題】
三沢空港第2駐車場の環境整備について

３番目：春日洋子議員（議席番号１３番）

【行政問題】
１．防災士と行政との連携について
２．結婚新生活支援事業について
３．ふるさと納税の寄付項目について
４．急発信防止装置設置補助制度について
５．「おくやみ窓口」の開設について
６．市立図書館への書籍消毒機設置について

４番目：遠藤泰子議員（議席番号６番）

１．政治姿勢
　➀米軍三沢基地所在のメリット・デメリットについて
　➁社会情勢の変化に伴う、リーダーシップの発揮の仕方と取り組みについて
２．防災対策
　➀三沢市の風水害のリスクについて
　➁高齢社会の進行と地域防災力の維持向上への取り組みついて
　➂防災力向上のための防災士育成、活用について
３．介護予防対策
　➀三沢市のフレイル検診の実施方法について
　➁地域で高齢者の健康を支える体制づくりの進め方について
４．人事行政
　➀会計年度任用職員の概要について
　➁会計年度任用職員の導入に伴う、全体的な人事管理の方向性について
　➂会計年度任用職員が財政上、どのように影響するのかについて

※答弁の内容は後日、議会議事録を貼り付けさせて頂きますので、それまでお待ち頂ければと思います。

統括質疑、特別委員会の設置・議案付託、特別委員会委員の選任

統括質疑とは？

行政側から提案された議案について質問や不明瞭な点があるとき、市長等に質問して説明を求めるものです。
※提案された議案に関係することのみ質問できます。自分の意見を述べることはできません。

今回の三沢市議会では議案第27号～第48号までの統括質疑を行いましたが、事前通告はありませんでしたので、議案に対する統括質疑はありませんでした。
（通告とは・・・一般質問や統括質疑等の際に、発言する際には事前に質問内容について相手側に伝えることで、この通告が必要になります。）

特別委員会の設置・議案付託、特別委員会委員の選任

今回、三沢市議会で提出されて議案に対して、特別委員会を設置して、議案を付託して審議します。

議案を付託して審査とは、議案は基本的に議員から構成される担当委員会が審議し、審査後、本会議にかけて採決を取る流れとなります。
※議案の委員会付託を省略する事もできます。

今回の三沢市議会では「予算審査特別委員会」と「条例等審査特別委員会」の２つの特別委員会を設置し、議案第27号～35号までを予算審査特別委員会で、議案第36号～48号までを条例等審査特別委員会で審議する事になりました。（委員会付託）

おわりに

　議会は「セレモニー」だと言われることがあります。多くの議会は一般質問時、議員は事前に作られた文章を見ながら一般質問を行い、それに対する答弁も、事前に作られた文章を読みます。これが形式ばっており、セレモニーのようだという意見もあります。ただ、議員や担当部署等は間違った事は発言出来ない立場にあり、しっかりと事前に作った文章を基に喋るべきだという意見もあります。
　三沢市議会も、一般質問及び、それに対する答弁の際に、事前に作られた文章を持ちながら発言されております。その後、議員が再質問や再々質問を行う事が出来ますが、再質問・再々質問やそれに対する答弁は紙がなく議論が行われていました。ですので、三沢市議会はある程度バランスが取れているような印象を持ちました。
　あと、三沢市議会にスクリーンかプロジェクターがあったら一般質問がさらに聞きやすくなるのではないかと思いました。