三沢市の令和3年度三沢市一般会計予算が増額となっている理由について
本日は、三沢市の令和3年度当初予算が増額となっている理由について、資料をもとに解説させて頂きたいと思います。
三沢市の令和3年度三沢市一般会計予算の資料はこちらからダウンロードできます。
資料は以下からダウンロードできます。
資料は三沢市の「予算・決算・財政公表」のページからダウンロード可能です。
http://www.city.misawa.lg.jp/index.cfm/12,1506,58,256,html
令和3年度三沢市一般会計予算は244億2,800万円です。
既に、ネット等で情報が出ていますが、令和3年度の三沢市一般会計予算は244億2,800万円です。
前年度比9.9%増となっており、過去最大の当初予算額となります。
前年の令和2年度は222億2,000万円の当初予算額でしたので約22億円の増額となっております。
なぜ、増額になったのか?
市民の皆様が一番気になる所は「なぜ、増額になっているのか?」という事だと思います。
その増額理由を一番分かりやすく理解できるページが三沢市の令和3年度当初予算概要の資料の3ページの「令和3年度 三沢市一般会計歳入歳出予算比較表の歳出の欄」です。
赤枠で囲っている「普通建設事業費」が令和2年度に比べて約21億円増額となっています。
⇒他の内訳が令和2年度よりも大きく増減していない事を考えると、当初予算の増額分はこの普通建設事業費の増額が影響していることが分かります。
では、この普通建設事業費って何?
令和3年度は普通建設事業費が増額になっている事が分かりましたが、ではこの「普通建設事業費」で何をするのか?という事を紹介したいと思います。
これは三沢市の令和3年度当初予算概要の資料の4ページに投資的経費(≒ 普通建設事業費)に内訳が記載されています。
※以下、投資的経費の解説です。
投資的経費とは?
その支出の効果が資本の形成のためのものであり、将来に残る施設等を整備するための経費です。普通建設事業費や災害復旧事業費等が投資的経費にあたります。
財政関係の用語について詳しく知りたい方は、三沢市HPの「用語解説」ページをご覧ください。
https://www.city.misawa.lg.jp/index.cfm/12,1515,58,256,html
※普通建設事業費は投資的経費に含まれると考えて頂ければと思います。
⇒今回の当初予算では投資的経費の内訳が普通建設事業費のみなので、投資的経費=普通建設事業費が成り立ちます。
4ページの投資的経費の内訳は以下の通りです。
(1)補助事業 49億3,275万2千円
(令和2年度当初比 17億8,111万3千円 56.5%増)
(2)単独事業 11億3,409万2千円
(令和2年度当初比 3億5,681万3千円 45.9%増)
以下で1つずつ解説します。
(1)補助事業について(主なもの)
補助事業は国の補助金を利用して、事業を行うものです。
事業名の後ろに8条や9条、再編関連等の記載がありますが、こちらは基地関係の補助金を利用するという事になります。
これらの補助金については以前の動画で解説させて頂きましたので、よろしければ動画をご覧頂ければと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=R2ZqN0R002M
資料の4ページの情報をそのまま以下の通り記載させて頂きます。
大きな所ですと、【焼却施設整備事業(8条)】整備工事 事業費 2,816,924千円がかなり大きな予算となっています。
■新規事業
・ 【水槽付消防ポンプ自動車整備事業(9条)】水槽付消防ポンプ自動車 事業費 86,792千円
・ 【松原町地区道路整備事業(9条)】実施設計業務委託 事業費 85,212千円
・ 【高規格救急自動車整備事業(9条)】高規格救急自動車 事業費 47,254千円
■継続事業
・ 【焼却施設整備事業(8条)】整備工事 事業費 2,816,924千円
・ 【火葬場改修事業(9条)】改修工事 事業費 492,101千円
・ 【防災行政用無線施設整備事業(8条))】整備工事 事業費 178,905千円
・ 【市道101号線外1整備事業(8条)】障害物移設補償 外 事業費 141,538千円
・ 【塩釜農民研修所改修事業(再編関連)】整備工事 事業費 129,854千円
(2)単独事業について(主なもの)
単独事業は三沢市単独で行う事業です。
■新規事業
・ 【小学校長寿命化改良事業】躯体調査業務委託 事業費 19,518千円
【中学校長寿命化改良事業】躯体調査業務委託 事業費 10,497千円
・ 【小学校空調設備整備事業】基本計画策定業務委託 外 事業費 15,460千円
【中学校空調設備整備事業】基本計画策定業務委託 外 事業費 13,108千円
■継続事業
・ 【戸別受信設備整備事業】設置工事(大津、前平地区) 事業費 162,481千円
・ 【清掃センター整備事業】粗大ごみ処理施設補修工事 外 事業費 115,830千円
・ 【(仮称)浜三沢地区コミュニティ集会施設等整備事業】建設工事 事業費 105,691千円
本日は以上です。
投稿者プロフィール
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三沢市議会議員(1期目)。32歳。1989年(平成元年)生まれ。
古間木小学校⇒第五中学校⇒三沢商業高校(情報処理)⇒八戸工科学院(制御システム工学)を卒業後、六ヶ所村の日本原燃(株)で約5年間勤務、その後、社会課題解決に興味を持ち、東京のIT関連会社で約2年勤務し、2019年に三沢市へ帰省。
2020年3月に三沢市議選挙で初当選し、市議会議員として活動中。
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