2022/10/12視察報告➁「シティプロモーションについて」

本日は、2022年10月12日に視察を行った、西条市のシティプロモーションについての報告をいたします。

シティプロモーションについて

https://www.lovesaijo.com/

シティプロモーションの目的

 シティプロモーションとは「移住・定住」を最終目標として、西条市が持つ豊富で魅力的な資源を発信することで、「ヒト・モノ・コト」を呼び込むための手段である。
 市長公約の一つである「つながり広がる西条」の実現に向け、知名度・都市イメージの向上を通じた移住・定住・交流・関係人口の獲得を目的とし、シティプロモーションの充実を図るため、平成29年(2017年)4月「経営戦略部シティプロモーション推進課」を設置した。

内容

A「LOVE SAIJOファンクラブ」

将来の移住につながる関係人口の創出・拡大の為、まずは入口として、西条を知ってもらう・好きになってもらうことを目的に、誰でも無料で参加できるファンクラブを設立。

  取り組み⇒グッズ/応援大使/応援特使/芸能人とのコラボ企画/クラウドファンディングなど

B「メディア戦略」

 LOVE SAIJOファンクラブの取り組みと並行して、メディアにて西条市の認知度を高めることや、西条市で暮らす魅力などを伝える取り組みなどを実施。

 取り組み⇒首都圏での移住促進トークイベント(雑誌取材)/YouTuber活用/TOKYO FMラジオ/各テレビや雑誌など

C「大阪事務所」

 Uターンを迷っている人や都会で働くことに疲れた人をターゲットに、Uターン支援のリアル拠点として大阪事務所を開設し、若者向け西条市コミュニティを作り、潜在的Uターン移住者を発掘し、最終的な移住に繋ぐ。

  取り組み⇒セミナー・交流会の開催/地方で働くを考えるサークル立ち上げ/個別相談/確度の高い人を移住推進課へ引き継ぐなど

所感

▼ファンクラブについて
 西条市のファンクラブは個人が3,319人、団体会員が183企業・団体となっている。まずは最初の入口として、ファンを増やすことが大事であると感じた。西条市では応援大使や応援特使、芸能人とのコラボ企画など、認知を獲得できるように、様々な取り組みを実施しており、積極的なプロモーションを行っている。三沢市においてもファンクラブのようなコミュニティ設立を検討していきたい。

▼メディア戦略について
 西条市の平成30年度~令和2年度メディア露出実績として、テレビ161番組のほか、新聞や雑誌にも取り上げられており、広告費に換算するとテレビが9億円超、新聞・雑誌が4,500万円超である。このメディア戦略が移住定住に大きく貢献している。西条市はメディアに取り上げられる為のブランディングが上手く、全国1位などのランキング上位の項目を全面的に押し出したり、全国でも珍しい移住ツアーを企画して、メディアに取り上げて貰いやすい仕組みを作っている。

▼大阪事務所について
 西条市では物理的な拠点として、大阪事務所を設立しており、西条市外での移住コミュニティ形成を図っている。コミュニティの中から、より確度の高い人にアプローチをかけている。

本日は以上です。

投稿者プロフィール

久保田隆二
久保田隆二
三沢市議会議員(1期目)。32歳。1989年(平成元年)生まれ。
古間木小学校⇒第五中学校⇒三沢商業高校(情報処理)⇒八戸工科学院(制御システム工学)を卒業後、六ヶ所村の日本原燃(株)で約5年間勤務、その後、社会課題解決に興味を持ち、東京のIT関連会社で約2年勤務し、2019年に三沢市へ帰省。
2020年3月に三沢市議選挙で初当選し、市議会議員として活動中。

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